当店に来られるお客様は「ゆばらのかすてらでなく、ゆばらのかすてらを有名にした二代目瓜生倫子さんの作ったかすてら」 を買いにいらっしゃいます。蒜山や湯原のお客様も来られます。

正凜堂がゆばらのかすてらを注文生産にする理由

久世店(正凜堂)について

くせかすてら

 

ゆばらのかすてら と くせかすてら

 同じものです。細かく言えばゆばらのかすてらには二世代あります。

 1世代め …… 伴千明さん(一代目)が現役の焼き手だった時に作ったかすてら

 2世代め …… 瓜生倫子さん(二代目・旧姓伴)が材料などを見直して改良したかすてら。伴千明さん(一代目)が味見して絶賛した。このかすてらが有名となり、いわゆる「ゆばらのかすてら」として知られた商品です。


 2世代めのゆばらのかすてらは材料費の高いかすてらで、久世店(正凜堂)で製造され、その後こちらの商品はむかしかすてらに名前が変わりました。

 伴千明は材料費を削ることと価格を上げること、いわゆる職人的な商品を嫌っていたため、その精神を受け継いでおりです。

 久世店(正凜堂)は伴千明の血筋のため、父母祖父母の味を守りたいという気持ちがありますのでこのような商売をしております。

 

 くせかすてらで改良された味とは…

 蜜の調合が異なり、つやっとした甘味と共にしっとり感が増しています。そして材料の等級が上がっています。(一代目ゆばらのかすてらと比べて原価-つまり材料費-の高いかすてらになっています)

 しっとり感があり、素朴で大らかな形となっております。

 生地は軽く口の中で柔らかくほどけます。

 


久世店(正凜堂)のかすてらには以下の特徴があります

 ・製品表示をきちんと行っています(保健所にて検査済み)

 ・一代目より伝統的に ゆばらのかすてら の味は一種類しかございません

 ・むかしかすてら(ゆばらのかすてら)も味は一種類しかございません

 ・加工用食材や着色材料は使用していません

 ・包装資材に厚みがあります

 ・より味の優れた 本焼きかすてら を販売しています

 ・ゆばらのかすてらは注文を頂いて生産し、在庫置き致しません
 (当店では最もランクの低い商品となるため、味を知っているお客様はほとんど購入されません。店頭需要がありません)

正凜堂がゆばらのかすてらを注文生産にする理由

久世店(正凜堂)について

くせかすてら


正凜堂むかしかすてらとは?

 久世店のかすてらはゆばらのかすてらとして広く知られていましたが、
 久世店の味を好む多くのファンには
 二代目倫子さんのかすてらとして味が確立されてしまっておりました。

 そこで二代目ゆばらのかすてらの味ということを明確にするため、
 むかしかすてらという名称にしました。

 本家ゆばらのかすてらの名称を受け継いでほしいという声も多く寄せられましたが、ゆばらのかすてらは予約注文という形で作り続けるということでご了解頂きました。

※正凜堂(久世店)のゆばらのかすてら・むかしかすてらは一代目伴千明のかすてらを受け継いだものです。そのため味は一種類しかございません。

 現在はむかしかすてらという名称で定着しております。地元ではほとんどのお客様は倫子さんの味の信用を元にかすてらを購入されており、名称に拘りはありませんでした。

 むかしかすてらには瓜生倫子さんが確立した包装・内装※1が使われています。
※1 奈良の六斎堂さん、大阪のうえ町のかすてらも同様です。
(若干厚みのある材質になっております)

 むかしかすてらは手作りという原点により立ち返ったかすてらです。
 そのため大量生産はできません。

 なお、むかしかすてらにはさらによい材料を使った限定製品がございますが、こちらは一般販売されておりません。


本焼きかすてら

 本焼きかすてらは材料・製法の全く異なる新規開発の商品です。
 久世店(正凜堂)のオリジナル商品でこちらの方針を忠実に守っています。

 また、今までのかすてらとも様々な点で大きく異なっています。

    1. 生地のキメが細かく、食感が繊細
    2. しっとり感があるのに夏場もベタつかない
    3. 味の奥行きがある
    4. 種類が豊富
      2011年4月現在で20種類以上
    5. 高級材料をうまく使っている
    6. 質とボリュームの割に価格が安い
    7. 焼き姿が美しい
    8. 変わりかすてらに添加物や着香料・着色料・インスタント食材(製菓用パウダー)を使用していない
      ……このような無添加の変わりかすてらはほとんど見かけません
    9. 地元の材料を取り入れている
      富原茶・青大豆・御前酒・ふくほのかなど

   ※詳細にお知りになりたい方はこちらをご覧下さい

 製法が特殊でさまざまな食感と味の個性を生み出しています。
 自由に組み合わせられることが特徴です。

 製造技術は全く異なりますが、以下の点で一代目伴千明・二代目瓜生倫子の精神的な伝統を受け継いでいます。

    1. 自然の材料のみで作る
    2. 良い材料にこだわる
    3. 見栄えのために味を犠牲にしない
    4. 手作りの味
      (職人の味※になってはいけない)
    5. 生地と対話する
      (時々の材料を活かし単調にならない)

 その上で多湿な季節でも美味しく食べられるかすてらを作りました。パサパサにもベタベタにもならず、かすてらの欠点を大きく改善した商品となっています。

 

※職人の味とは?
 材料を減らして原価を抑えたり、
 形を整えることや、 耐久性のない包装を採用するなど
 利益を上げることに熱中してしまい
 徐々に味が痩せていくことです
 (大量生産の味)

 伴千明は大きな企業の逆を行く包装の簡易さ、
 良い味を安く提供する精神でかすてら60年の信用を築きました

 

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くせかすてら

 

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